2022/02/24 12:23

株式会社CuboRexは、埼玉県横瀬町(町長:富田能成)と連携し、ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」を用いた、農業および建設業の運搬労力削減に向けた実証実験を2022年2月より開始いたしました。今回の実証実験では、横瀬町の農業や建設業の従事者に「E-Cat Kit」を無償貸与し使用してもらうことで、電動化による運搬作業の効率への実用性を検証します。
また、自治体と共に農業や建設業従事者への道具を電動化することによる実証実験は、「国内初」の試みとなります。
今回の取り組みの結果により、特に地方部における労働人口の減少の中でも高齢化が進む農業及び建設業において、誰もが働き続けられる環境を創り出すことで地方創生への貢献を目指します。


今回、実証実験をしていただく株式会社大場建設様

実証実験開始の背景
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、和歌山県を中心に2020年10月1日より正式販売を開始しており、柑橘や梅などを栽培されている農家様を中心にご利用いただいておりました。
このたび、横瀬町が主催する官民連携プラットフォーム「よこらぼ」に採択(採択No.107)されたことで、農業及び建設業の運搬労力の削減と効率化に向けたモデルケースの構築を目指す運びとなりました。

実証実験期間:2022年2月~2022年4月末予定
対象:埼玉県横瀬町の農業および建設業従事者

埼玉県横瀬町について
所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4545番地
横瀬町長:富田能成(とみたよしなり)

横瀬町は人口約8000人、埼玉県の西部、秩父地方の南東部にあって都心から70㎞圏内、池袋駅から最短72分の距離に位置しております。秩父盆地の大自然に囲まれ、四季折々の味覚や風景が手軽に楽しめる山あいの小さな町です。近年では、都心からの近さ、コンパクトにまとまった地域、町民の活力などを活かし、官民連携プラットフォーム、通称「よこらぼ」の展開により、大企業からスタートアップ企業、大学等との連携が多数行われ、地方創生の取り組みの一つとして、全国から注目されています。
横瀬町(よこぜまち)公式WEB: https://www.town.yokoze.saitama.jp/

横瀬町官民連携プラットフォーム(通称「よこらぼ」)とは
横瀬町の活性化・持続的発展を目指した、企業・個人を問わないプロジェクトサポート施策です。町外の企業などから広く事業を募集し、その提案プロジェクトを実証試験する上で支障となる法定課題の解決や実証フィールドの提供などの支援を行います。行政権限を活かした特区の申請や条例の制定、学校などの公的領域への協力要請、町民団結力の活用など、町が関われるすべての支援を活用できます。約5年間で提案185件のうち109件を採択しています。
よこらぼ公式WEB:https://yokolab.jp/

横瀬町長 富田能成様 コメント

横瀬町は、人口減少が続く町の未来を変えるために、「日本一チャレンジする町」「日本一チャレンジを応援する町」を掲げ、
「よこらぼ」などを通じて、民間のアイデアや先進的なプロジェクトを積極的に町政運営に取り入れてきています。本件連携が、高齢化や担い手不足が懸念される農業分野や慢性的な人材不足が続く土木建設業分野の一助となり、誰もが無理なく働き続けられる環境づくりに繋がることを期待しています。

株式会社大場建設様 コメント

弊社は、以前、人力だよりの作業の比率が高かったのですが、最近は、機械の導入を進めてきており、それに合わせて作業内容も変えてきました。そうはいっても、やはり人力に頼る部分は未だ残されています。そうした「人力に頼る部分」では、これまで通り、一輪車などの道具を活用せざるを得ず、それが今回の「E-Cat Kit」の活用に繋がりました。

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